第153回定例ミーティング
  


1. 日 時

 2014年6月18日(水)、15:00〜19:00


2. 会 場

  国立オリンピック記念青少年総合センター〔通称: 国立青少年センター〕
 ◆ミーティング: センター棟 1階106号室
 ◆懇親会: D棟、9階「レストランさくら」

  ・所在地: 東京都渋谷区代々木神園町3-1
  ・交 通:小田急線「参宮橋」駅下車、徒歩約7分(正門まで)。
        地下鉄千代田線「代々木公園」駅下車、「4番」出口から徒歩10分。
        タクシー: 「JR新宿駅」西口タクシー乗場から約10分 〔\980(程度)〕


3. プログラム

3.1 講演1 (15:00〜15:50)

タイトル
『日本のこれからのものづくりの方向性とは』
講演者
坂井 佐千穂 氏
 株式会社 ネオシステム
 技術顧問 PLMシニアコンサルタント
講演概要
 日本の“ものづくり”の方向性が高品質な商品づくり(ハード作り)から、価値あるサービス提供を含めた“ことづくり”をも含む方向へと向かています。 しかし、世界の先進企業の動向は、既にサービス提供価値からもっと高い提供価値へと向かっています。 そんな動向を紹介しながら、皆さんと大いに議論したく思っています。
 経歴
 1975年諏訪精工舎(現セイコーエプソン)に入社。 開発・設計経験の後に、設計手段(CAD、CAE)の開発・適用の推進に従事。 1990年後半からおよそ15年間、全社設計プロセス革新活動を推進し、業務の本質追求、新しいしくみ化を目的に、3次元設計・CAE、IT(PDM、PLM)、品質工学などの手段や手法の融合適用によるパラダイム変革を実践。 2008年住商情報システム(現SCSK)に入社。 日本のものづくりの次の一手を、“もの・ことづくり”と“これからのPLM“との融合コンセプトして提案・実践中。 2014年5月(株)ネオシステムに入社、SCSKから業務委任を受けて活動継続中。 3次元設計やCAEのユーザー会会長、ECOM委員、横幹連合調査研究会委員などを歴任。

3.2 講演2 (16:00〜16:50)

タイトル
『情報セキュリティの基盤技術  暗号技術の最新動向』
講演者
松井 充 氏  工学博士
 三菱電機株式会社
 情報技術総合研究所 技師長  松井暗号プロジェクト統括
 講演概要
 かつては軍事外交のための秘密技術であった暗号は、現在ではプライバシー保 護という新しい役割を担い、ICカードや携帯電話、車など、我々の身 近なと ころで幅広く利用されています。 もはや暗号なしで一日を過ごすことが困難な 時代になりました。 本講演では、身近な暗号技術の利用例、な らびに今後の 実用化が期待されている新しい暗号の姿などを紹介します。
 経歴
  1987年 京都大学理学研究科数学専攻修士課程卒
  同年  三菱電機株式会社入社
       以降 暗号技術の研究開発に従事
  1999年 欧州にて第三世代携帯電話標準暗号KASUMIの開発に参画
  2003年 市村産業賞本賞受賞
  2004年 全国発明表彰恩賜発明賞受賞
  情報理工学博士(東京大学)
 講演者ご紹介
 〔三菱電機株式会社ウェブページより〕
 1990年、誤り訂正符号の研究をしていた三菱電機の研究所員 松井充は、ふとしたきっかけである論文を目にします。その論文とは、後に「差分解読法」として広く世に知られる、イスラエルの暗号研究者が著したものでした。この論文によって暗号解読に興味を持った松井は、独力で当時15年間にわたり破られることがなかった米国の標準暗号「DES」の解読に取りかかり、1994年に誰もがなし得なかったDES解読を達成しました。松井の偉業は、世界の暗号研究者たちを大いに驚愕させました。
 三菱電機は、DES解読の経験を生かし、より安全性の高い理想の暗号アルゴリズムを開発するために「情報セキュリティーシステム開発センター」を設立しました。松井を中心に新暗号アルゴリズムの開発に着手し、1995年、高い安全性を持った新しい暗号アルゴリズムの開発に成功。この暗号アルゴリズムを「MISTY」と名付けたのです。
 http://www.mitsubishielectric.co.jp/security/learn/info/misty/road.html

3.3 活動報告、他 (16:50〜17:00)



4.懇親会 (17:00〜19:00)

 ◆D棟、9階 「レストランさくら」
 ◆参加費: 3,000円